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【定年の選択】定年時に継続雇用を選択しない15%の人の進路は?

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 こんにちは。

前回、定年を迎えた人の85%継続雇用を選び、残りの15%退職しているという厚労省のデータをご紹介しました。

今回は、その15%の人たちは、その後何をしているかということについて考えてみたいと思います。

 

退職後の進路について、思いつくままに挙げていくと、「何もしない」からはじまって、「趣味や旅行など好きなことをする」「地域活動やボランティア活動をする」「田舎に移住して農作業をする」「資格取得を目指す」「起業する」「ほかの会社に転職する」など、いろいろあると思います。


「転職する」人たちは

15%のなかでは、定年まで勤めていた会社等ではないところに、「転職する」という人の割合が比較的高いと思われます。

優秀な人材であったなら、現役のときの関係先からお呼びがかかることもあり得るでしょうが、そんなことは期待できない、私のような普通のサラリーマンなら、ハローワークや民間の求人情報を提供している会社等を利用して、再就職することも多いと思います。

今は、高年齢者向けの求人案内サービスも増えているようですので、以前よりは再就職はしやすくなっているものと思います。

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これらの「転職」組の人は、どうして、定年まで勤めた会社ではなく、違う会社に就職するのでしょうか。

「今の会社に嫌気がさしていた」「今までのしがらみを断ち切りたかった」「仕事が面白くなかった」など、これまでの会社のマイナスイメージから解放されたい場合もあるでしょう。

 

「新しい仕事をしたい」「より高い収入を得たい」「自分がこれまで培ってきた能力を発揮したい」など、新しい会社にプラスイメージを求めたい場合もあるでしょう。

 

では、どうして、これらの人たちは、定年まで勤めた会社は辞めたのに、仕事すること自体は止めなかったのか?

一番大きい理由は、やはり収入の確保のためということでしょうが、人それぞれ、やりがいとか心身の健康維持とか社会的な役割感とか、配偶者への遠慮(恐怖?)とか隣近所への見栄とか、いろんな理由がくっついての選択であろうと推察されます。


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「仕事をする」選択をした人たちは

15%の中を分類するとしたら、まず、「仕事をする」「仕事をしない」の2つに分けることができて、「仕事をする」は、「勤める」「自分で事業をする」の2つに分けることができるのではないかと思います。

「勤める」は、上記の他の会社等への転職等、フルタイムで勤務するほか、パートとかアルバイトとか、高年齢者の派遣労働とか、いろいろ働き方のバリュエーションがあります。

その人が必要としている収入の程度、持ち合わせている能力・体力、そのときの労働市場の状況などの要素が関連し合って、進路が決まることになると思います。

 

「自分で事業をする」は、いわゆる「起業」ですが、私が、今年中には実現したいと思っている開業社会保険労務士とか、会社を作って何らかのサービスを提供するなど、その内容、規模さまざまだと思います。

行政等による起業支援も盛んですし、最近は、後継者難から個人版のM&Aもあるようです。

「起業」は、すべからく一朝一夕ではできませんので、それなりの準備が必要になってきます。

その人の能力、これまで培ってきた経験・人脈、資格等の要素が関連してくると思われます。

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「仕事をしない」選択をした人たちは

一方、「仕事をしない」は、それこそ多様ですが、大きくは「自分の趣味に生きる」「ボランティア、社会貢献」の2つに分けることができるかもしれません。要するに、自分のことが中心か、それとも同時に他の人の役に立つことを考えるか。

 

定年まで、会社のために懸命に働いてきた、ときには辞めてしまいたいことも何度もあったが、それらを乗り越えて定年まで働いてきた。

さあ、これからは自分のしたいことを思いっきりやろう、という考えが芽生えるのは、当然でもあります。

よく頑張ってきました、本当に。

 

読書三昧、旅行三昧、釣り三昧、バイクで日本一周、やりたかった陶芸教室に通う、四国遍路に行く、もうビル街は見たくないので田舎に移住して農業をやる、いっそのことマレーシアに移住してのんびり暮らす、などなど。

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それに、ボランティアとか、社会貢献とか、何か胡散臭い感じがぬぐえない。

他の人のため、とか言いながら、実は、ボランティア活動している自分の姿に自己満足しているだけではないか。

 

そうは言っても、やはり人間、一人では生きていけないというではないか。

人間は社会的な生き物だから、困った人がいれば助けてあげたいと思うは当たり前だ。

小学校の通学路の安全の見守り、なり手のない自治会の役員になる、地域を流れる河川の清掃活動に参加する、子ども食堂の手伝い、老人ホームでの話し相手、社会福祉協議会のボランティアセンターに登録する、人知れず公園のトイレを清掃する、などなど。

 

ここは、その人の人生観や社会に対する考え方などが反映して、まさしく人それぞれ。一概にどうだこうだとは言えません。

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「仕事をする」「仕事をしない」「勤める」「起業する」「自分の趣味に集中する」「社会貢献が生きがい」・・・

実際は、何事もきれいさっぱりと2つに分けることはできず、これらの境界線が曖昧だったり、2つ以上のことが同時に成り立つ場合もあります。

あくまでも、考えを整理しやすくするための単純化ですので、どうぞご容赦ください。

みんな、さまざまな事情を抱えながら、いろいろなことを基準にして、人生の選択をしているものと思います。

 

定年を迎える人の85%は継続雇用を選び、15%は継続雇用を希望しないで退職するということを踏まえて、今回は、15%を選ぶ人達の進路について考えてみました。

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今日も、拙い文章をお読みいただきありがとうございました。

 (2020.02.19)

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